Interview わたしたちの仕事のコトなどをお伝えします

わたしたちLC2のコトなど、4名の方々に聞いたインタビュー。LC2のコトを少しでも知ってもらえればと思います。

Interview 株式会社エルシーツー
代表取締役社長
德應 建Tokuo Tatsuru

大学時代にプログラミングに出会い、技術職としてキャリアを重ねて起業 会社設立当時、心に決めたふたつのこととは

私は、石川県のかほく市という、金沢市から電車で30分くらいいったところにある田舎町で生まれました。中学・高校は陸上部に精を出し、大学は横浜国立大学に進学。数学や物理、そしてコンピューターを4年間学びました。


実は幼い頃からの夢で、パイロットになりたかったんです。宮崎県にある航空大学校の試験を受けたのですが、持病の鼻炎で引っかかってしまってダメだった。夢を諦め、挫折をして落ち込んでいたところに、大学でプログラミングに出会い、その面白さにどんどんハマっていきました。


その後は大学院へ進学し、NECソフト株式会社(現在はNECソリューションイノベータ株式会社)に就職。2年勤めて独立、起業しました。今の会社を作ったのは、2008年のこと。当時、千葉の浦安に住んでいたので、自宅が本社で、全員が技術職の経験者でのスタートでした。


実は、会社を設立した2008年は、リーマンショックが起こって世界的に景気が悪かった年。当時はブラック企業がたくさんあって、劣悪な労働環境で働いている技術職の方も少なくなかった。サービス残業など、過酷な労働がまかりとおっている業界が許せなかったんです。ですから自分の会社では、「社員を大切にしよう」そして「法令は必ず守ろう」と、このふたつを固く心に決めていました。これは設立当初から今でも変わらないスタンスです。

どんな人でも居心地よく働くには? 会社の発展には、人を信じた未経験者採用が大きなターニングポイントに


大学時代には茶道研究会に所属していたのですが、部員の勧誘にとても苦戦していました。今振り返れば、「どんな人でも居心地よくするためにはどうしたらいいのか」というのは、その時からずっと考えていたことなのかもしれません。たどりついたのは、「どんな人であれ対等な立場で受け入れ認め、一緒にごはんを食べる」という、とても単純な答えでした。


技術者として自ら手を動かし働いていたのですが、2014年に会社を千代田区岩本町へ移転したことをきっかけに技術職を離れ、経営に専念していくことに。信頼できる人がある程度集まってきて、そろそろ会社を大きくするのに力を費やせる時期だな、と感じたんです。


2017年、営業を専任職としてはじめて採用開始したタイミングで、未経験者の採用も開始しました。これが、会社としてのひとつめのターニングポイントとなりました。


未経験者を採用するということは、もちろん指導をする先輩が必要です。当時の社員には、自分の仕事にくわえて後進の教育もしてもらうことになる。新入社員が一人立ちするまでには一体どれくらいの期間がかかるのだろうか。経験者でスペシャリストばかりの会社に未経験者を入れるわけですから、いろいろな懸念材料がありました。


しかし、いざ蓋をあけてみたら、思っていたよりも大丈夫だったんです。もちろん、一人前になるのには時間がかかる。教育をする側の社員へのフォローも必要。もっと人を信じて採用してよかったんだな、と(笑)。これまでは慎重になりすぎていたのかもしれませんね。自らのなかでも大きな起点となりました。

公平なルールにのっとって、システマチックに評価 会社として「こういう人材になってほしい」を明確に伝えていく

ふたつめのターニングポイントは、2021年に人事制度を刷新したこと。それまでは「今回は頑張ったから、4月から給料を上げましょう」と、私の目の届くうちで、それぞれの社員とその仕事を把握し、采配が出来ていました。しかしこれから会社として発展し、社員が増えて規模が大きくなるとそのやり方ではやっていけないだろうと思いました。


私自身の、生まれてからこれまで変わらない人生のモットーは「公平」なんです。全ての物事は、公平であることが大前提。えこひいきはしないし、させない。会社が発展して規模が大きくなる前に、早めにしっかりとしたルール作りをすることにしました。


技術がここまで出来ていること、管理能力や保有している資格、各項目に「ここまでやってください」という明確な要件があり、職階が決まります。これらが技術や実績を測る「エンジニアLV」として規定されており、それに応じて自社での役割を規定する「役職」があります。

⼤きく⼆つの軸で希望するキャリアプランを形成できる形を準備しています。

人事制度を刷新したことで、いろいろなメリットがありました。まずは会社として、社員に対して「こんな人材になってもらいたい」というのが伝えやすくなったこと。また、社員としては、給与や役職をあげていくために、自分が次にすべき目標がはっきり見え、LC2での将来のビジョンが可視化されたことです。


そして「誰かに気に入られればよい」という曖昧さを排除し、公平さを担保したことは、社員たちに持続的に居心地の良い職場を提供することへつながっていくと、実感しています。

【社員満足度を最重視】。そこからうまれる【互恵的な顧客満足と信頼】そして【安定と成長】とは?


LC2には3つの企業理念があります。なかでも、一丁目一番地として掲げているのは【社員満足度を最重視】です。


仕事に関しては「こういう人になってほしい」という明確な人事ルールを設けましたが、それ以外は何の条件もありません。人柄、属性、学歴や経歴、趣味・嗜好などは何でもいい。できればいろいろな人がいてほしいし、多様性があればあるほど嬉しいですね。いろいろな人が集まって、すべての人が居心地をよくするための努力をしています。


LC2の社員定着率は、3年で94.5%、5年以上で90.9%と、離職率が高いこの業界において高い水準を保っていると自負しています。これはやはり、社員の満足度を第一に考えた労働環境の整備に尽力しているからだと思います。


社員の高定着率は、高い技術力と表裏一体。LC2の強みである技術力の高さは、一朝一夕では得られることのない、社員たちの日々の積み重ねの成果です。


そして【互恵的な顧客満足と信頼】にも、重きを置いています。一方的な利益や上下関係はなく、顧客と対等で、お互いに良い関係が長期的な付き合いや信頼を生み、ひいては良い仕事につながっていくと考えているからです。


【安定と成長】というのは、相反していて難しいですが、会社にとってはいずれも大切なこと。成長は楽しくて喜びをもたらしますが、急激にするべきではない。負荷を掛けず安定的に成長をしていくことが、社員と顧客の満足度を上げて利益を最大化することにつながるのです。

知識や技術はあとからついてくる。会社が探しているのは、センスのある人
自ら求めて学び、走り続けられるかどうか

属性や経歴は一切問いませんが、そのうえで会社として求めているのは、「センスのある人」です。新入社員には、入社1年程度は手取り足取り知識や技術を教えます。でも、そのあとで、さらに自分で勉強ができるかどうかが大事。センスというのは、「自ら学ぼうとするセンス」ということですね。


技術者ですから、受け身の人はなかなか難しい。これは社会人全般に言えることですが、言われたことをやるだけでは成長が遅いんです。先輩から教わったことはもちろん、次のちょっと違う仕事で、自分の持っている知識やスキルをいかに応用できるのか、自分で考えて切り開いていく力があればよいですね。


また、コミュニケーションがしっかりとれているのかも見ています。私自身も聞かれた質問に対して的確に答えるのが、なかなか得意ではないのですが(笑)。周りの社員と円滑にコミュニケーションをとれる人は、伸びやすい。面接の時点では、新卒の方の技術力はあまり重視しておらず、そんなところを見ています。


LC2はこれからも、公平な人事制度や評価制度を根幹に据え、多様性に富んだユニークな社員たちとともに、豊かな枝葉を広げていけたらと思います。

今、社員の平均年齢は33歳。どんな人でも受入れ、社員全員の居心地が良くなるように会社は努力を続けていきます

Interview 株式会社エルシーツー
システム開発部
向川志帆Mukaigawa Shiho 2020年入社(入社2年目)

歌舞伎町から一転、ITの世界へ。LC2入社の決め手は、風通しがよく、居心地がよさそうな会社だったから

青森県の高校を卒業後、埼玉県の大学に進学して、ITを学びました。しかし、結局大学は2年で中退して、新宿の歌舞伎町で5年ほど働くことに。もともと人と話すことが苦手な性格だったので、歌舞伎町の華やかで騒がしい世界に飛び込めば、自分が変えられるかなと思ったんです。5年でいろいろなことを克服して、たくさん刺激を受けました。


その後、IT業界に再び足を踏み入れたのは、歌舞伎町時代のお客さんに、ITスクールを紹介してもらったのがきっかけです。小さな頃からゲームが好きで「将来はこういうものをつくってみたいなぁ」という気持ちをずっと持ち続けていたので、巡り巡って今にたどり着いたのかもしれません。


半年ほどスクールに通い、就職活動を開始してから、LC2の面接は2社目でした。徳應社長や社員の方がみなさんとても和やかで、仕事の話はもちろん、これまでの経歴や趣味の話などいろいろなことを話したのを覚えています。第一印象で「とても風通しがよくて、コミュニケーションが活発な社風なんだな」と感じました。

未経験でも不安なくスタートできた。社員の居心地とモチベーションをより良いものにする、きめこまやかな研修制度が充実


まず入社後1~2ヶ月かけて、開発部門の「一般技術研修」や、「社会人ビジネス研修」などがあります。その後、配属先や現場が決まってからの「現場対策研修」と「OJT」では、直属の上司がしっかりついて教えてくれました。


私はまさにコロナ禍の就活と入社だったのですが、サポートが必要なときにすぐそばに先輩がいて、親身に教えてくれたのはありがたかったですね。入社後、コミュニケーション不足で不安になることはなかったです。実際に業務をスタートしてからも、自分に不足している箇所を学べる「SEカレッジ研修」があり、研修制度は充実しています。


ほかにも、「セキュリティ研修」や「ハラスメント研修」なども、年に数回行われています。ハラスメントについては一年ごとにテーマが変わって、去年はセクハラやマタハラ、今年はパワハラ、そしてカスハラについても学びました。世の中の動きにはとても敏感で対応が早いですし、「きちんと会社に守られているんだな」と嬉しく感じます。


入社後の流れ

成果を出せば必ず評価される。意見を伝えればしっかりと聞いてくれる ここは「自分の会社」という意識で働ける

今は、RPAという「業務の自動化」を主におこなっています。週3日はリモートワーク、週2日は出社です。実は、1年ほど前に、週5フルリモートで仕事をしている期間もあったのですが、ずっと同じ部屋にいて作業をし続ける毎日に息が詰まってしまって……。やはり、出社して人と会うと、仕事も進む気がしましたね。2022年の6月に現在の虎の門オフィスへ引っ越してきて、心機一転で気分も変わりましたし、自分のペースでリラックスして働けていると思います。


休みの日や就業後には、今自分が興味の持っている分野の勉強をすることも。AI(人工知能)の開発で注目されているプログラミング言語であるPythonを覚えて、実際にシステムを構築してみたり、をしていますね。


また、これから上の役職にいくために必要な一般的なITの技術資格の取得も目指しています。LC2の人事制度は明確なルールに基づいて運用されているので、自分のキャリアデザインが可視化されます。年功序列などではなく「やることをやらないと評価されない」そして、「何をしたら評価されるのがひとめでわかる」のが良いです。


尊敬しているのは、新入社員として入社した時に教育してもらった、職人気質の先輩。仕事が早くて正確でミスがなくて、技術者として目指すべき存在です。近くに尊敬できる先輩や同僚がいるのも心強いですし、意見があればきちんと耳を傾けてくれ、実現してくれる仕組みや雰囲気があります。


これからの具体的な目標は、上流工程から下流工程までこなせる人材になること。お客様の要件を聞いて初期の設計や予算を作成する上流工程から、最終的にシステムを構築し開発していく、細かく詰めていく作業が下流工程です。今は、営業職の社員と一緒に納品までの一通りの工程に携わってはいるのですが、これらが一人で出来るようになれればいいなと思って頑張っています。

自分は何を頑張るべきで、これからどうなりたいのか 自分らしく無理なく働きながらも、ひとつずつ目標が見えてきます

Interview 株式会社エルシーツー
次世代インフラプランニング部
齊藤勇輝Saito Yuki 2019年入社(入社3年目)

未経験から思い切って飛び込んだIT業界。興味があったのはすべての土台となる「サーバ構築」というジャンルでした

これまで社会人経験がなく、専門の学校に通って勉強したわけでもありませんでした。演劇をやっており、役者を志していたのですが、いざ手に職をつけて仕事をしていきたいと思ったときに、以前から関心のあったIT業界で働いてみたいと考えるようになりました。そこでまずは2ヶ月ほどの技術研修に通い、LC2への入社を決めました。


ITにはいろいろな分野がありますが、私はそのなかでもサーバというジャンルに興味がありました。私が仕事として選んだのは、インフラという部門です。インフラは、すべての土台となるもの。プログラマーがソフトを作ったりプログラミングをしたりする前段階である土台を作るのがインフラ部門の仕事です。業界のなかでも地味なジャンルと捉えられがちなのですが、サーバ構築に興味があった自分としては、とてもやりがいのある業務です。


一般的なIT会社では、未経験でインフラ部門に入社すると最初の1~2年は監視業務をすることが多いと聞きます。実際に運用されている既存のサーバに異常がないかなどの「監視」する業務を何年かやっていく、という形態ですね。一方でLC2は、最初から構築の案件に携われる。横並びでいくつかの会社を見たなかで、そこが他社との大きな違いでした。


実はこの業界を知る知人たちからは、「一人で現場に放り出されることになれば、覚悟が必要かもよ」なんてと言われていたんです。でもそんなことは一切なく、先輩にしっかりと聞ける環境であったので、現場に出てからも学ぶのに不自由はありませんでした。思い切って飛び込んでみてよかった、と改めて感じています。

高いモチベーションを保って仕事ができるのは、高待遇だからそれぞれのワークライフバランスに寄り添った働き方ができる


入社後は、2ヶ月ほどの研修のあと、配属先の現場が決定します。現在は、入社してから3箇所目の現場です。ひとつの現場でサーバが完成したら、作ったものの運用だったり、障害が起きたときの対応であったりをしている間に、また新規の構築が立ち上がったりなどして、複数の案件を掛け持ちながらこなしています。


残業がなければ終業は18時ですが、繁忙期やプロジェクトの段階によって就業時間は変わってきます。設計、テスト期など、後ろにズラせないスケジュールのときは追加で残業をすることも少なくありません。しかし、残業代は1分単位で計算されていますし、仕事をした分だけしっかりと評価されている実感があります。


自分が未経験でもここまで頑張ってこられたのは、研修制度で抜け漏れがないように技術的なフォロー体制が整っていること、アドバイスやサポートをしてくれる上司がそばにいて、コミュニケーションがとりやすい環境だったことなどが大きいと思います。


そして何より、社員への待遇がきめこまやかで、働きやすい環境だから。有給休暇は入社後すぐでも付与されますし、個々人のワークライフバランスに寄り添った仕組み作りに会社全体で力を注いでいるんだなと思います。社員たちにとって働きやすい環境とは何なのかに配慮して、常にアップデートし続ける意識の高い会社だなと感じています。

明確な指標があり、キャリアを考えて伴走してくれる先輩がいる これからは自分自身も後輩に寄り添う存在になれたら

LC2では、キャリアアップモデルがしっかりと制度として決まっています。明確な指標があるので、いざ上を目指したいとなったときに「自分は何をしたらいいんだろう」という迷いがありません。次はどう行動に移したらいいのか、どうしたら役職上がるんだろう、など、キャリアについて不明瞭なことが一切ないんです。


また、半期に一度、上長との面談があり、自分の目標やキャリアについて話し合う時間があります。今の自分の働き方や成果、技術的なアドバイスなど含めしっかりとフィードバッグをしてくれているので、立ち止まって自分の立ち位置を確認し、向かう先を改めて考えることができます。

キャリアモデル

LC2は社員の平均年齢も若く、直属の上司も30代。役職が上の社員ほど、仕事以外の話もしてくださったり、いつも明るくフランクに話かけてくれるので接しやすいです。新入社員のときは、そんな雰囲気に緊張がほぐれて何度もすくわれましたね。


これからの個人的な目標は、後輩への指導力を学んで身に付けていくこと。ゆくゆくは「自分のチームで仕事をする」ということもやっていきたいです。また、入社3年経ち、技術的なベースもある程度できると思うので、興味のあるクラウドやデータベースなど、今まで詳しく触れていなかった部分を中心的にのばしていこうと思っています。

自力で問題解決する興味やリサーチ力、分からないことを素直に聞けるコミュニケーション能力があれば未経験でも大丈夫です!

Interview 株式会社エルシーツー
次世代インフラプランニング部
SI二課 主任
砂賀直之Sunaga Naoyuki 2015年入社(入社7年目)

LC2は、社員同士の距離が近い会社。言いたいことを言えない雰囲気は今まで一度も感じたことがありません

大学は文系だったのですが、IT系に就職。会社に入ってから少しずつ、業界のことを学んでいきました。前職もIT企業で、主な業務はサーバやストレージ、ソフトウェアの販売・拡販。SEと技術的なやりとりをするなかで、自分も技術職を目指していきたいという思いが募り、LC2への転職を決めました。


私が中途で入社した2015年当時のLC2は、まだ社員が十数名程度の小さな会社。良くも悪くもこじんまりとしていて、社員同士の距離が近い、アットホームな会社でした。誰とでも話しやすく和やかな雰囲気があって、その時から居心地がよかったです。


現在は社員も50名を超えましたが、根本に流れている空気はあまり変わっていないように思います。入社した頃から今まで、思ったことを言えない雰囲気を感じたことはないですね。


現在は、インフラ部の主任です。インフラ部はプロジェクト単位でシステムを構築して納品することもありますし、顧客の現場に常駐して、納品されたシステムを監視したりしながら運用していくこともあります。私は3年ほど前から、新聞社さんの情報システム部署に出向し、システムのリプレースを行ったり、メンテナンスの業務をしています。

きめ細やかな教育制度。まずは最初の研修でしっかりフォローをして挫折する社員をつくらない


ここ数年のLC2は特に、新人教育に力を入れていると感じます。入社後、現場に配属が決まる前段階で、研修の流れが整っていますよね。他のIT企業を見ると、そもそも教育システム自体がないところもあるんですよ。とりあえず現場に入り、自力で学んでいくなんて方法をとっている会社も少なくないと聞きます。それで、「もうこれではやっていけない」と、IT業界から離脱してしまうこともあるんです。


いろいろな企業があって、いろいろな方法で人材を育てているというのはわかるのですが、やはりきちんとした研修を受けたうえで、先輩にしっかりフォローしてもらいながら働けるというのはキャリアのスタートの時点でとても大事なことだと思います。


もちろん、LC2の教育システムが完璧なものだというわけではありません。全ての制度に対してそうなのですが、会社は常に社員が働く環境をよりよいものにしていこう、今の状態に甘んじずもっと先によりよいものを求めていこうという意欲があります。


自分は主任として後進に教える立場から、課長や部長と毎月の定例会で研修課題を話し合っています。みんなで「こういったことを盛り込んだ方が実践的ないんじゃないか」「ひとりひとりのレベルに合わせた研修課題も準備していこう」など意見を出しながら問題を洗い出してちょっとずつ更新をしていこうとしています。

当たり前のことを当たり前に考え、実現していく もっとも単純なようで、もっとも難しいことなのかもしれません

私が入社してから、評価制度も更新されました。この制度で、自分がこれから何をするべきなのか、よりクリアになって分かりやすくなりましたね。


誰しもあると思うのですが、同じ会社で長年働いていると、ふと先が見えなくなることがあるような気がします。この人事・評価制度の刷新で、「自分がここにずっといたらどうなるんだろう」という不安がなくなりました。何をしたら評価されるのかが目に見えてわかるというのは、不安を抱かずに働き続けられるということ。働くうえで意識しなければならないことが明確で、自らの戒めにもなります。


他にも、社員の離職率が低いのがLC2の強みなのですが、改めて他社とどう待遇や制度の違いがあるのか、考えてみたんです。福利厚生もしっかりしているし、無理な残業もさせません。


ITベンチャーでは今でも「有給なんてあるのかないのかわからない」なんて話を聞きます。LC2の幹部たちは一貫して、社員の生活の質を下げることなく働きやすい環境をつくるということを、当たり前に考えているし、それが実現できているのがすごいところなのかな、と。


会社として当たり前のことが当たり前に出来ているというのは、地味でつまらない答えなのかもしれませんが、それが大前提ですべての土台となるものだと思います。


そのうえでさらに、社員の声をすくいとる姿勢があります。残業をしなくても10時間分の残業代がでる「無残業手当」というものがあるのですが、これも社員の声から生まれた制度。常に不満や不公平感ない環境作りを志しているし、社員ひとりひとりを尊重しています。

技術者としてよりスキルアップしていきたい それと同時に、後進の育成にも興味が出てきました


これからの自分は、現場としての経験は積み続けていきたい一方で、後輩たちがよりステップアップしていくうえで何を意識していったらいいのか、それをどういう風に導いていったらいいのかを学んでいきたいと思います。自分のことだけで精一杯だった時期を過ぎたので、そういったことも考えられるようになってきた。どう実現するのかを意識して働いていきたいです。


あとは、コロナ禍で行けていない社員旅行や、月に一度の勉強会や懇親会が、これから復活をしてくれるといいな、と思いますね。もちろんこれらのイベントは自由参加なので、興味ない人は来ないし、行けるときに行けばいい。自分は現場に出ている社員なので、社員同士の横のつながりをもっと持って、また定期的にまたコミュニケーションがとれる状況に戻ればいいな、と思います。


新しい社員に求めるのは、会社と同じく誠実な人です。ひとりで仕事をするわけでないので、同僚やクライアント、他者を尊重できる人。また、次々と新しいあたらしいことを身に付けていかないといけない業界なので、楽しみながら新しい情報やスキルを取り入れていける人。そんな人が増えれば嬉しいし、もっと楽しい会社になっていくんだろうなと思います。

常に新しく、さらによいものを求めて誠実でいる会社の姿勢がそのまま、社員たちの働き方に反映しているのかもしれません